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■製品解説・台湾鉄路局の車輌

2023年4月28日更新
狭い窓が並んだ台湾の車輌を紙で作るのはちょっと面倒です。こういう物こそエッチングで出して欲しいのですが、出ても買う気になる価格では無いでしょうなあ…。とりあえず、片開き扉、窓の間隔も広く製作が一番楽だろうと思われる35TP32700形を作ってみました。現在この車輌に乗ることが出来るのは、東部幹線台東-花蓮のみになってしまったようです。この形式には、17m級の30TP32600という姉妹車があって、切り継げばこれも作れます(扉の間の窓が二つ少ない)。
資料は、「台湾の鉄道」,徳田耕一,JTBキャンブックス、台湾の書籍で「台灣鐡道傳奇」,洪致文,時報文化出版 1992 NT$480/ISBN 957-13-0508-1、「台灣鐡道印象」上・下,洪致文,南天書局 1988 NT$600(*2)/ISBN 957-638-462-1 (上) ISBN 957-638-464-8 (下)など 。NT$1=\4位です。 >実物写真(1996年3月・基隆駅)

・組み立ての際の注意点
すべての窓の隅に小さなカーブがつきます。省略するとイメージがかなり変わります。扉はエッチング製の国電用パーツが使えます。塗装は、明るめの青。実物も退色・汚れが激しいのでこれとは言えませんが、私はグンゼ産業の水性、インディーブルーを使っています。車体中央の台湾鉄路局マーク、車掌室窓下の「車守」の文字はぜひ入れたいものです。  >完成写真


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